『やさしさに包まれたなら』
ユーミン(松任谷由実さん)の名曲「やさしさに包まれたなら」は私の大好きな曲の一つです。
魔女の宅急便が大好きなのもそうだし、素朴なのに優しさに包まれた歌詞がなんとも言えない懐かしさを感じさせてくれるから。
とか言いつつ小さいころに神様に不思議に夢を叶えてもらった覚えは…ない。
小さいころになりたかったものは忘れてしまっいました。
(嘘です。あんみつ姫になりたかった(笑))
記憶に残っているのは……
「『魔女の宅急便』のキキのようにほうきで空を自由に飛びたい。」
「キキのように誰も知らない町で自分の家族や友人を作り自分の居場所を作りたい」
そんなことを夢見ていたこと。
神様が叶えてくれないように思えたのは、小さいころの夢は別に幼い間に叶えてほしいものではなかったからかもしれません。
私は2018年の締めくくりと2019年の始まりは海外で迎えようと決めました。
「どこか遠くへ行きたい。」
「知らない場所で自分の居場所を見つけてみたい。」
と言った思いはどうやら私の中で今でも残っているようです。
そこで私がピンと思いついたのは、
去年の5月にNYでヒプノセラピーの世界的権威 ブライアン・L・ワイス先生の5-Day Past Life Therapy Trainingでともに学んだSan Francisco在住の友人に会いに行く、ということ。
早速私は彼ら(ご夫婦)にメールで連絡を取りました。
「今年の年末年始にそちらに遊びに行っても良いですか?」
返事は、
「是非来てください。12/25~1/4まで予定はありません。」
でした。
やった!
もしかしたらご家族で過ごす可能性もあったし、お邪魔になるかと思ったのですが、特に遠出する予定はなかったようです。
厚かましくも、
「もし可能なら何日か泊まらせて頂けますか?」
と聞いてみると、
「全日大丈夫です。もしホテルに泊まりたい日があったらそちらに泊まっても良いですし。」
と言って頂けました。
それどころか、
「食べられないものはないですか?
どんな食事が好きですか?
朝食は食べる習慣ですか?
何時に空港に着きますか?迎えに行きます。」
と、とても親切に考えてくださいました。
なんだか、優しさに包まれた瞬間でした。
そして、羽田空港から上海経由でSan Franciscoに到着して、“Hangouts”(GoogleがリリースしているLINEみたいなもの)で連絡を取り車で迎えに来ていただきました。
確か久しぶりに会った割に会話が素朴で、
Jennifer(女性)「keikoのど乾いていない?お水いる?」
私「え?あ、いる!」
(どうやら車のトランクには常にペットボトルの水を常備しているようだ)
Jennifer「keiko珈琲はどんな種類が好き?」
私「マンデリンが好き!」
Jennifer「What’s?」
(どうやらブラックか甘めが好きか、ミルク入りが好きかの質問だったらしい)
そんな感じで色々な質問を受けつつご自宅に。
そこは品のある住宅街の中にある一軒家でした。
(え!二人暮らしだからてっきりマンションかと思ったら、豪邸だった!汗)
そのご自宅には、ゲストルームが3部屋、広いエントランスにダイニング、キッチン、メディテーション用の部屋、仕事部屋、ご夫婦の寝室がそれぞれあり、丁度クリスマスイブに横浜元町で訪れたベーリック邸(を少し現台風にして小さくした感じ)を思わせる家です。
……そりゃそうだわ。だって彼らは普段凄い仕事をしている人たちだもの。
その時私は感じました。
本当に世界の最先端で仕事をしているのが日常の彼らからしてみれば、これがリッチな生活と思っていなくて、「当たり前」なのだと。
そして、いつかこんな家に住んでみたいと思う家だったのですが、「当たり前」の人たちだからそんな家に住んでいるように感じさせなかったのです。
私がこんな生活が良いなーって、なんとなく憧れるイメージを地で行く人たちは、良い意味でそれを持っているように見えないのです。
本当にそれが日常だと当たり前すぎて、SNSや言葉に出す必要もない。
そして飾らず、優しい笑顔で、柔らかく素朴なのです。
≪やさしさに包まれたなら目に映るものはメッセージ≫
“努力して勝ち取る勇ましさより、素朴で柔らかい優しさを常に出せる優しさを持ちなさい。
そしてそんなやさしい人たちと人生の時間を使いなさい。”
今日目に映った光景にはそんなメッセージが含まれていたように思います。
うーん・・・。
どうやら、大人になってからの方が神様は私に奇跡を起こしてくれるようです。
keiko